まさかこんなところに…
と、思うような。
雑木林と隣り合っている住宅街にひっそりと、その素敵な佇まいのおうちはあります。
そして、これまたひっそりと、そのおうちがお店だと教えてくれる看板が。
今日のおひるには、母と、母のお友達と、三人でごはんを食べに行きました。
それはそれは、不思議なご縁で、
母とそのお友達は、たまたま銀行で隣り合い仲良くなる、という出会いでした。
それはほんの数カ月前のこと。
その日帰宅した母は私に、そのお友達との出会い、そして彼女の息子さんのお話をし、
そして私はその息子さんのお話を、相方とのいつもの何気ない会話のひとつとして話しました。
すると。
その息子さんは、彼の中での憧れであり、そしてその世界ではレジェンドである存在の人でした。
しかも、彼の仕事仲間と友達が、その息子さんと友達というつながり…。
その後、母とそのお友達はちょくちょくお茶をするようになり、
そしてこれもまた偶然に、最近、私は仕事でその息子さんとつながる機会が生まれました。
不思議な不思議な、ふしぎなご縁。
いろいろな点と線とが、するするとつながっていく不思議。
そして今日、母と、その息子さんのお母様である母のお友達と三人で、
雑木林の近くにある「ゆうすげ」という家庭料理のお店に、おひるごはんを食べに行きました。
ふたつ折りにした半紙に書かれたメニューから、
「かきみそグラタン」に三人ともすっかり惹かれて、みんなでBを注文。
かきみそグラタンは、本当ーーーーに美味しい!
いつもは「かきグラタン」らしく、
「今日初めてみそを入れて作ってみました」と、お店の方が仰っていました。
サラダも、切干大根も、そしてすいとんも、素材の味をとても大切に料理されていて、
なんだろう、
ものすごくお料理の上手なおうちでお呼ばれしている、みたいな、そんな感覚の中での味わい。
味付けは優しくて、とてもとても丁寧で、本当に美味しくてあったかいごはん。
これで1,000円。とても満たされました。
コーヒーも、香りがとても良くて、でもやっぱり優しくて、美味しかった。
素敵な器。素敵な空間。
雑木林のとなりの、あたたかい空間。
コーヒーをゆっくり飲みながら、二人の話しを聞きながら、
この時ここにいる偶然のつながりの不思議と、
そしてこのつながりから、きっとまた新しくつながっていくだろうこれからのこと、
それを思ったら、
大きなわくわくが体の底から沸き上がってきちゃって、
こっそりと、ゆっくりと、深呼吸をした。
これからどんなことが生まれていくんだろう。
お店の情報
家庭料理の店 ゆうすげ
〒189-0024 東京都東村山市富士見町2-19-23
TEL: 042-395-7579
本物の、隠れ家レストラン。なんて言ったって、食べログにものっていない。そこがいい。