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11/27/2012

Bio_100%「Super DEPTH」: 懐かしのPC-9800あたりのゲーム

今宵はギークなネタを。



「Super DEPTH」って、知ってます?



小さい頃、なんとうちにはTVがなく、
やっっっと、ウチにTVが来たのは確か私が11歳くらいのこと。
TVがない家なんて、ウチくらいだったんじゃないかな。

その代わり、物心ついた頃にはPCがあった。

小学生の低学年〜中学年くらいかな?
P1.EXEというワープロソフトが、その頃の私のお気に入りの遊び道具だった。


真っ黒い画面に白い文字。
まだWindowsなんてない頃。
コマンドラインに「p1.exe」と打つと、ワープロのエディタ画面がぱぁっと開く。
そこも相変わらず、黒と、白の世界。

記号、☆とか〠とか§とか、いかにカワイイ記号を探しだしてアレンジ(網掛けとかw)できるかとか、
オトナの真似事の書類っぽいやつを作ってみるとか。
その頃の私には P1.EXE での楽しみは無限にあって、夢中になってかちゃかちゃやってた。

P1.EXE の画面左下には鉛筆マークみたいのがあって、
めちゃくちゃいっぱい文章を書くと確か少しすり減るんだけど、
初めてそれを知った時はもう嬉しくて感動に震えたねw


もちろん、ゲームにもハマった。


その頃はいわゆるフロッピーディスク、しかもぺらっとした5インチのやつにゲームが入ってたと思う。
基本は父が用意してくれた(というか自分が遊んでたんでしょうw)ので、
あまり良くわかってなかったけど、
そのぺらっとした5インチフロッピーを、
オフホワイトのマシンにある切れ込みみたいなフロッピーディスクドライブに差し入れ、
がちゃんとレバーを下ろす。
このがちゃんな感じがお気に入りだった。

いくつかあった中でも良く覚えているゲーム、
そのひとつが、「Super DEPTH」。

Credit: Bio_100%

なんか懐かしくなっちゃって、いろいろ調べてみたら、なんとFLASHで現在もプレイできる事が判明!



感激。
早速やってみたw
音楽とか、もう自然に口ずさんじゃってるw

相方に「なんてギークな音w」とか言われつつ、
対戦の誘いもやんわり断られつつ、
しばし堪能。

私は全然知らなかったんだけど、
このゲーム、1990年頃より、パソコン通信上でフリーのゲームを配布している Bio_100% というゲーム制作集団が作っていた、との事、そしてその内容を知り、なんだか感動。

以下抜粋。

現在のようなインターネット全盛の時代を迎える前、パソコン通信上で数々のフリーソフトやシェアウェアを配布し続けていた特異なゲーム制作集団があった。
パソコン通信で知り合った仲間たちで結成されたという、総勢約20名にも及ぶその集団の名前は、「Bio_100%」(バイオひゃくパーセント)。活動時期は1990~99年頃である。
たかがフリーソフトと侮るなかれ。当時、パソコン通信をやっていた者ならば必ず遊んだことがあると言っても過言ではないほどの知名度であったBio_100%のゲームは、フリーソフトの中では最高レベルのクオリティーを誇っていた。フリーソフトといえば1人で1本を作り上げることが常であった時代、ゲームデザイン、キャラクターデザイン、プログラミング、BGM作曲などが分業で行われていたBio_100%のゲームには、純粋な面白さという点では市販ソフトとも堂々と渡り合える作品が何本も顔を並べていたのだ。よく市販ソフトのウリやうたい文句にもなっている、派手なオープニングデモ、豪華なビジュアル、迫力のサウンドなどの演出面では少し見劣りがするかもしれないが、むしろそういった市販ソフトにありがちな冗長な要素を取り払ったストレートな面白さが、Bio_100%のゲームの魅力でもあった。また、完成に至るまでにネット上で何度も公開テストを行い、ゲームとしての内容を磨き上げ洗練させていたこともBio_100%のゲームの特徴。こういう部分も、市販ソフトにはマネのできない、フリーソフトならではの良さといえるだろう。 


ネット上で何度も公開テストを行い内容を磨き上げる、ネット上で知り合った先鋭たちとがんがん創りあげていく、フリーで配布する、など、今はネット上での風土として定着しつつある文化の先駆けとも言える存在。

そんなバックグラウンドは全然知らなかったよ。

でも、その時代の先駆けに、ちらっとでも、
リアルタイムでわくわくしながら楽しくプレイしていた事がなんだか嬉しい、誇らしくもある。
ゲームしてただけだけどw


Webサイトもかわいくてとっても好きだ。


いやー、懐かしいわ。