小豆島からフェリーに乗り、岡山へ向かった。
昨年の夏。
まだまだ暑さまっただ中の、9月のはじめのこと。
フェリーを降りて、
港から岡山駅へ向かうメロウでクラッシックなバスの一番うしろの席で
相方が突然倉敷行きを提案。
風のふくまま気の向くまま
倉敷に向かった。
倉敷ではホテルリソル倉敷というビジネスホテルに、当日直前割引の数千円で泊まり、
民芸茶屋 新粹という、すべてが素晴らしく美味しい居酒屋で夕飯を食べ、
風情溢れる倉敷夜の町を散歩し、
ゆったりと倉敷の夜は過ぎて言った。
朝。
倉敷の駅で自転車を借りて、ぶらぶらとゆっくり倉敷の町をまわった。
その名のとおり、美しい町並みの美観地区。
そこに、蟲文庫という古本屋さんをみつけた。
その外観、看板、そしてお店をから感じるその雰囲気、
すべてに惹かれて、お店に入ってみた。
内部は写真撮影禁止だったので、その世界観を伝えられないことは残念なのだけど、
それはそれは、素晴らしい世界が広がっていた。
倉敷水先案内人、というサイトに、店内の様子など写真やもっと詳しい内容もあるので、そちらを。
ここのサイトによると、店主の田中美穂さんは、21歳で手持ちの本500冊ほどでお店をはじめたそう。
苔が好きで、亀が好きで、
そんな田中美穂さんという方が一人でやっているそのお店は独自の世界観に満ちていて、
足を踏み入れるやいなや、なんだか妙に興奮してきてしまったw
おおげさかもしれないけど、たくさんの世界観で構成される宇宙みたいな…
おもしろそうなタイトルの古本が並ぶ書棚、
素敵なジャケットを持つCDたち。
「どんな音楽なんですか?」と質問すると、
少し困ったふんわりした微笑をされながら、
「説明が難しい音楽です」。
「音があまり入っていない、
サックスを吹いているのだけどサックスには聞こえずに電子音のような、
そんな少し難しい音楽です」
何枚か手に取って、聴いてみたかったけれど、
視聴はできなそうだったので、それは断念。
次回倉敷にまた足を運ぶ際には、また蟲文庫を訪れると思う。
その時は、ゆったりゆっくりと時間をとって。
田中美穂さんのブログ、蟲日記も、その世界観が再現されていてとても素敵。
蟲文庫 | Website
店舗所在地:710-0054 岡山県倉敷市本町11-20
営業時間:11時頃~19時頃
休業日:不定休
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