今日tumblrで回ってきて、久々に「はっ」と思い出した。
「その街のこども」っていう素晴らしいNHKのドラマをもう一度観たいと思っていたこと。
旅先の宿泊地でTVで見たことを、すっかり記憶の引き出しにしまい込まれたままだった。
そう、このドラマ、とても良かった。
主演は森山未來と佐藤江梨子、それにあと一人しか出ていない、確か深夜帯にひっそりとやっていたドラマ。
二人の演技が、もう演技なんだかドキュメンタリーなんだか、途中から見た私にはまったく検討がつかなかった。
それくらいに、リアルだった。
NHKで時々見かける、私の好きな、ドキュメンタリータッチで感情の強要がない、好きな空気感があった。
>>>「その街のこども」予告編4分30秒判
ストーリーは、こんな感じ。
阪神大震災を神戸で経験したこどもだった二人は、今は東京で暮らしている。
2010年1月16日、「明日は震災の日か……」と脳裏をかすめる中田勇治(森山未來)。出張のために新幹線で広島へ向かう途中、新神戸へ下車してしまう。そんな時、偶然ホームで知り合ったのが大村美夏(佐藤江梨子)だった。
美夏は東遊園地で行われる追悼のつどいに行きたいが、「決心が付かず、怖い」と勇治に打ち明ける。今は東京に暮らす二人には誰にも言えず、抱え続けてきた震災の記憶があった。
via 「阪神・淡路大震災15年 特集ドラマ 「その街のこども」 - NHKオンライン」
通しで見ていない上に、エンディングもわからないw
もう一度、再放送してもらえないものか…。
脚本の、渡辺あやさんのメッセージが心に届いた。
六甲風の郷公園での撮影の夜、
現場でマンションをみあげたとき、ある人にあえたような気がしました。
その人のことをおもいながら書いた脚本ではありますが、
その人はドラマをごらんにならなかっただろうと思います。
ものごとはそんなにかんたんではない。
それでもえがいた夢が公共電波びのって
綿毛のようにとびちらばってゆき、
私のしらないどこかで
私のしらないだれかに
やさしくやさしく育てられてゆくのを想像してみる。
発芽にはかならず闇が必要だから
きっと今ごろはまっくらな土のなか、
ちいさくはかない呼吸をくりかえしていることだろう。
2010年1月24日 渡辺あや
via 「阪神・淡路大震災15年 特集ドラマ 「その街のこども」 - NHKオンライン」
ドラマは、基本的に見ない。
まず、続きものってとこで断念。イイところでお預けにされるって、ちょっと私には耐えられません。
今まで見たことあってハマったのって、「白い巨塔」と「フレンズ」くらいかな。
これも、ビデオで見たから、続きもののストレスは皆無。
小さい頃はTVが家になかった。
朝食の席はラジオ。休日は、音楽。なんか白黒の時代みたいだけどw
11歳くらいでTVが家にきてからも、バラエティやらドラマやら、要はNHKと映画以外は見せてもらえなかったから、そもそもTVを見るっていう習慣とカルチャーが私の中に根づいていないんだな、きっと。
もちろん今は家にあって、特に妹がTVを良く観ているけど、大人になった今でも、未だに「ながら観」ができず、TVがついていると、ご飯食べててももうただTVだけ見ちゃってよく子供みたいに注意されるしw、バラエティとかは耳に障って消したくなっちゃう。
BSとかでやってる海外のニュースとか、感情を強要してこない、Discovery系の番組は好きだけど。
話は逸れたけれど、そんな中で、「その街のこども」は、私の中でヒットだった。
NHKさん、どうかどうか、再放送してください。
通りすがりです。
返信削除今度映画になりますよ。
http://sonomachi.com/
通りすがりさん
返信削除ありがとうございます!
知らなかったです。嬉しい!!
劇場で観れること、今から楽しみです♪